スポーツのデータはどこまで公開されているのか
公開
スポーツの予測を出しているサイトを読むとき、その数字が何から作られているのかが分かると、どこまで信じてよいかの見当がつきます。本サービスが何を持っていて、 何を持っていないのかを開示します。
持っているもの
中心は試合の結果です。 いつ、どこで、どのクラブとどのクラブが対戦し、何点ずつ取ったか。ここから すべての集計が作られています。確定した試合は 3,199 試合、成績を集計している大会は 5 つです。
次に日程。どの試合がいつ 行われるかが分かるので、締切の時点でどんな顔ぶれの回になるかを計算できます。 そして公式が公開している得票。どの結果に何票入ったかが分かるので、買った人たちの見立てを予測とみなして 採点できます。人の予想とくらべられる、ほとんど唯一の実データです。
順位表も持っています。明治安田J1リーグ の 2026/2027 季は 2026/09/13(日) 時点で 70 試合が 終わっています。ただし順位表は予測の材料にしていません。消化試合数が違うと順位は実力の順になりませんし、クラブの強さは季をまたいで 持ち越せる持ち点のほうが扱いやすいからです。
持っていないもの
出場メンバー、けが人、移籍、監督の交代、天候。試合の中で何が起きたかという記録も持っていません。シュート数もボール支配率も、本サービスの手元にはありません。持っているのは 最終的な点数だけです。
これは意図した設計でもあります。くじの締切はキックオフより前なので、 出場メンバーはそもそも買う時点では決まっていません。締切後にしか手に入らない情報を前提にした予測は、実際の締切には間に合いません。
サッカー以外の競技のデータも持っていません。競馬も競輪も、レースの記録は 扱っていないので、それらについての予想や比較は出せません。答え合わせができない範囲には手を広げないという方針です。
いつ取り込み、いつ記録していますか
試合が終わるたびに結果を取り込み、クラブの持ち点を更新します。予測は それに合わせて作り直されます。成績の採点に使う記録は「締切直前(最終)」に固定していて、締切後に分かった情報を後から混ぜることはありません。
ただし 2026/08/30(日) より前に締め切られた回の予測は、あとから過去にさかのぼって計算したもの です。当時それを公開していたわけではありません。この区別は成績ページにも 出しています。
公開しているデータには生成時刻とモデルの版が入っています。いまのモデルは dc-elo-0.4.0、採点の版は eval-0.7.0 です。版が変われば、前の版の成績はそのモデルのものではなくなります。
集計は誰でも取得できますか
できます。画面に出している数字は、原稿に書き写したものではなく、公開しているデータから描画しています。同じデータは機械が読める形でも置いてあり、成績については的中数と評価対象数が 対で入っています。率だけが単独で出ていくことがないようにするためです。
引用していただくときは、分母と集計期間を添えてください。「的中率◯%」だけでは、何試合を数えたものなのかが読者に伝わりません。成績は 試合が終わるたびに更新されるので、引用元のページに出ている生成時刻も あわせてご確認ください。
取り込み元の表示義務がある場合は、フッターに出所を出しています。記事の中に 直書きしないのは、取り込み元が変わったときに画面に古い表記が残らないようにするためです。表示の義務がある取り込み元については、条件に従って出典を示しています。
集計から外している大会もあります
大会別の成績は、評価対象が 300 試合に満たないものを表から外しています。外した大会は 1 つです。分母が小さいと、差が出ても偶然の範囲に収まるからです。
外したこと自体も書いておかないと、表に並んでいるものが全部だと読まれて しまいます。いちばん成績の良い大会だけを載せて「大会別の成績」と呼ぶことも できてしまうので、何をどんな基準で外したかを添えるようにしています。
ちなみに大会によって、結果の出方も予測のしやすさも違います。引き分けの 割合が高い大会ほど、本命が外れやすくなります。大会をまたいで成績を 比べるときは、この違いも一緒に見ないと読み違えます。
この記事のまとめ
- 持っているのは試合の結果・日程・得票・順位表です。
- 出場メンバーや試合中の記録は持っていません。締切前に手に入らないからでも あります。
- 採点に使う記録は締切直前のものに固定し、後から混ぜることはありません。
- 集計は機械が読める形でも公開し、成績は分子と分母を対で出しています。