トトカルチョとは。toto との関係と、日本の法律で認められている範囲
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トトカルチョは、サッカーの試合結果を予想して買うくじを指すイタリア語です。日本では「サッカーで賭けること」全般をこう呼ぶ人もいて、 言葉の範囲があいまいになっています。この記事では、言葉のもとの意味、サッカーに お金を賭ける形の違い、日本の法律で認められている範囲の大枠を順に整理します。
先にお断りします。この記事は法律の解説ではありません。書くのは一般に知られている大枠だけで、ある行為が違法かどうかを個別に判断する ものではありません。本サービスはくじを販売しておらず、購入も勧めていません。
トトカルチョとは何ですか
イタリアで戦後まもなく始まった、サッカーの試合結果を予想するくじの名前です。 「カルチョ」はイタリア語でサッカーのことです。決められた複数の試合について、 ホームの勝ち・引き分け・アウェイの勝ちを1つずつ選び、全部そろった人で払戻を 分け合います。
日本のスポーツくじ「toto」も、この形をそのまま受け継いでいます。toto という 呼び名もこの言葉から来ていると、よく説明されます。つまり、もとの意味でのトトカルチョは、日本では toto がそれに相当する商品です。
toto とトトカルチョは同じものですか
形は同じで、運営と法律が違います。日本の toto は、日本の法律にもとづいて 日本スポーツ振興センターが実施しているくじです。イタリアのものとは別の 商品で、買える場所も対象の試合も違います。
日本の toto は 13枠 × 3択 で、作れる組合せは 1,594,323 通り、1口 100円 です。何も見ずに1口を選ぶと、全部 そろう見込みはこの数の1つ分しかありません。形が同じなので、イタリアの ものでも桁の感覚は大きく変わりません。
サッカーにお金を賭ける形は、大きく3つあります
「サッカーの賭け」とひとまとめにされがちですが、仕組みで分けると次の3つに なります。どれなのかで、払戻の決まり方も、日本での扱いも変わります。
- 分け合う形。売上から一定の割合を差し引き、残りを的中した口数で分けます。トトカルチョと toto はこれです。1口あたりの金額は、締切のあとまで決まりません。
- 倍率が先に決まる形。事業者が結果ごとに倍率を示し、買った時点で戻る額が決まります。海外で 広く行われている形です。
- 個人どうしの賭け。友人や職場の仲間で、試合の結果にお金を出し合う形です。日本で 「賭けサッカー」と呼ばれて問題になるのは、多くがこれです。
分け合う形の中身は 宝くじとスポーツくじ、当せん金の決まり方はどう違うのか で詳しく説明しています。
日本で認められているのはどこまでですか
日本では、刑法が賭博を禁じています。そのうえで、法律で特別に認められたものだけが例外として行われています。サッカーについては、1998年に成立したスポーツ振興投票の 法律がそれです。toto などのスポーツくじはこの法律のもとで売られています。 買えるのは19歳以上です。
逆にいえば、この法律の外でサッカーにお金を賭ける仕組みは、原則として認められていません。トトカルチョという言葉が「違法な賭け」の意味で使われることがあるのは、 個人や団体が勝手に胴元になる形が、この外側にあるからです。
友達どうしで少しだけ賭けるのは問題ありませんか
刑法には、その場で楽しむ程度の物を賭けただけなら罪にしない、という例外が あります。ただし、お金はその額にかかわらずこの例外に入らないとした古い判例があります。少額だから大丈夫、とは言えないというのが一般的な 理解です。友人や職場の仲間で試合を楽しむなら、お金ではなく点数で競う形を おすすめします。
海外の賭けのサイトならよいのですか
海外でその国の許可を受けて運営されていても、日本の国内から参加すれば、日本の法律の対象になると考えられています。実際に、国内から海外のオンラインの賭けに参加した人が 摘発された例もあります。「海外の会社だから関係ない」とは言えません。
形の違いは、数字にどう出ますか
分け合う形では、差し引かれる割合が決まっています。日本のスポーツくじの約款上の 払戻率は 50%で、売上の半分が払戻に回ります。キャリーオーバーがある回は上がりますが、 本サービスが測った範囲では、繰越が最大だった回でも本サービスの買い目の 期待値は購入額の 51% まででした (売上とキャリーオーバーの両方が公示された65回)。
倍率が先に決まる形では、事業者が自分で確率を見積もって倍率を付けます。その 見積もりはかなり正確です。海外の大手が締切直前に出していた数字を確率に直し、 本サービスの予測と同じ試合 (2,532試合 (2013-2025年)) で採点すると、 次のようになりました。
| 見積もった側 | 確率のずれ(小さいほど良い) | 最有力が実際の結果だった率 |
|---|---|---|
| 本サービスのモデル | 1.0497 | 46.26% |
| 海外の大手事業者 | 1.0398 | 47.91% |
どちらの物差しでも、本サービスは相手を下回りました。倍率を付ける側は、確率を見積もる専門家でもあります。そのうえで自分の取り分を 乗せて倍率を決めるので、買う側が平均して得をする形にはなっていません。
本サービスは何をしているのですか
試合ごとに、ホームの勝ち・引き分け・アウェイの勝ちが起きる確率を出して います。最有力とした結果が実際の結果だった割合は 46.8% (7,719 / 16,503)で、半分に届いていません。
本サービスはくじを売らず、お金を預からず、払戻もしません。確率は、 試合を観る前の見通しや、友人と予想を比べる材料として使ってください。 スポーツくじを買うかどうか、いくら使うかについては、何も勧めません。 自分で線を引いている内容は 煽らないために、このサイトが自分に引いている線 にまとめています。
この記事のまとめ
- トトカルチョは、サッカーの結果を予想するイタリアのくじの名前です。
- 日本の toto は同じ形のくじで、法律で特別に認められています。
- 分け合う形・倍率が先に決まる形・個人どうしの賭けは、仕組みが別物です。
- 法律の外でお金を賭けることは、少額でも、海外のサイトでも、原則として認められていません。
- 分け合う形の払戻率は50%です。平均すると、買った額の半分が戻る設計です。