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競馬のAI予想と、スポーツくじのAI予想は何が違うのか

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「AI予想」と検索すると、多くは競馬の話が出てきます。同じ言葉を使っていても、 中身はかなり違います。何がどう違うのかを、本サービスが持っている数字の範囲で書きます。

先にお断りします。本サービスは競馬を扱っていません。レースのデータも、競馬のAI予想の的中率も持っていないので、競馬側の数字はこの 記事に1つも出てきません。書けるのは仕組みの違いと、サッカー側の実測だけです。

いちばん大きな違いは何ですか

選択肢の数です。サッカーの 1試合は、ホーム勝ち・引き分け・アウェイ勝ちの3つしかありません。でたらめに 選んでも3回に1回は的中する計算になります。出走頭数の多い競技では、選択肢は その比ではありません。

この違いは、的中率という数字の意味を変えてしまいます。3択で 40% と、選択肢が十数ある問題で 40% では、難しさがまるで違います。 にもかかわらず、どちらも「的中率 40%」と書けてしまう。だから的中率だけを並べて優劣を言うことはできません。

同じことは本サービスの中でも起きます。toto13枠 × 3択WINNER1枠 × 18択 です。1枠あたりの選択肢が 3 18 で違うので、 この2つの的中率を直接くらべることもできません。商品ごとに分けて出して いるのはそのためです。

では、何なら比べられますか

確率の正確さなら、 選択肢の数が違っても比べる筋道があります。「表示した確率が、実際の起こり やすさとどれだけずれていたか」を点数にする測り方です。的中したかどうかでは なく、確率そのものの精度を見ます。

本サービスはこの物差しで、海外の大手事業者とくらべています。対象は 2,532試合 (2013-2025年)。結果は 確率の正確さでも当てた率でも本サービスが下でした (1.0497 1.0398)。相手は出場メンバーもけが人も織り込んでいるので、この結果は驚くもので はありません。

ただしこの比較も、同じ試合を採点したから成り立ちます。競技そのものが違えば、同じ点数を並べても意味を持ちません。競技をまたいだ 比較は、本サービスの手元にある材料では作れません。

本サービスのAI予想は、どこまで的中していますか

代表成績は 46.8% (7,719 / 16,503)、モデルは dc-elo-0.4.0、採点の版は eval-0.7.0 です。 この数字は3択の1枠あたりのもので、くじの当せんとは別です。枠がそろって初めて当せんが決まります。

上限も測ってあります。その試合の前後1年ぶんの結果を先に知っているモデルで 採点しても、当てた率は 47.2% でした (J1の1,744試合で測定)。3択なのに5割に届きません。これは得点の少ない競技の性質で、モデルの出来の問題ではありません。

共通している部分はありますか

あります。払戻を的中者で分け合う仕組みは、スポーツくじでも公営競技でも使われている考え方です。売上から一定の割合を 差し引き、残りを的中した口数で山分けします。この形をとる以上、人気が集まった買い目ほど1口あたりの取り分は小さくなります。

つまり「よく当てる予想」と「手元にお金が残る予想」は、同じではありません。 多くの人が同じ結論に達する予想は、当たっても分け合う相手が多くなります。 この綱引きは、競技が何であっても起きます。

本サービスはこの綱引きに答えを出していません。答えるには払戻額の予測が要り、 それは持っていない材料だからです。出しているのは確率と、その確率がどれだけ 当たっているかの記録だけです。

なぜサッカーだけを扱っているのですか

データを持っている競技だけを扱うと決めているからです。本サービスが持っているのは、対象になっている大会の 試合結果と日程、そして公式が公開している得票です。競馬のレース結果も、 出走馬の情報も、手元にありません。

持っていない競技について予想を出すことは、技術的にはできます。それらしい 文章を書くこともできます。しかしその数字には裏付けがありません。本サービスは出した数字をすべて公開データから描画するという作り方をしていて、原稿に書き写した数字は1つも置いていません。競馬の 記事を書こうとすると、この作り方そのものを崩すことになります。

もう1つ、成績を公開し続けられるかという問題もあります。本サービスは予測を 出すだけでなく、それが当たったかどうかを分母つきで出し続けています。扱う 競技を増やせば、その競技についても同じことをする義務が生まれます。出した予測の答え合わせができない範囲には、手を広げません。

この記事のまとめ

  • いちばん大きな違いは選択肢の数です。的中率の意味が変わります。
  • 的中率だけを並べて優劣を言うことはできません。
  • 比べるなら確率の正確さですが、それも同じ試合を採点して初めて成り立ちます。
  • 分け合う仕組みは共通です。よく当てることと、手元にお金が残ることは別です。
  • 競馬側の数字は扱っていないので、この記事には1つも出てきません。

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この記事の数字の出所

  • 代表成績: 16,503件の予測 (2000/11/05(日)〜2026/09/18(金)、モデル dc-elo-0.4.0 / 採点 eval-0.7.0)
  • 的中率の上限 47.2%: J1の1,744試合 (その試合の前後1年ぶんの結果を先に知っているモデルで測定)
  • 海外の大手事業者との比較: 2,532試合 (2013-2025年) (過去の試合にさかのぼって採点した検証)
  • モデル: dc-elo-0.4.0

数値の読み方は 予測の成績、言葉の意味は 確率の読み方と用語 にまとめています。

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