リーグ別のホーム勝率と引き分け率
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ホーム勝ちの割合も、引き分けの割合も、大会によって少しずつ違います。この記事では、 本サービスが掲載している大会ごとに、ホーム勝ち・引き分け・アウェイ勝ちの割合を数え、 同じ表に並べます。先に結論を言うと、大会どうしの差は、1つの大会の中で回ごとに揺れる幅より小さいのが実情です。表を見ながら、その理由も説明します。「このリーグは荒れやすい」「あのリーグは ホームが強い」といった印象が、実際の数字でどこまで裏付けられるのかを確かめる 材料にしてください。
大会別の3つの結果の割合
結果が確定した試合を大会ごとに数えました。同じ試合を二重に数えないよう、試合の 識別子で重複を除いています。300試合に満たない大会は、偶然で率が大きく動くため表から 外しました。該当したのは 2大会です。
| 大会 | 試合数 | ホーム勝ち | 引き分け | アウェイ勝ち |
|---|---|---|---|---|
| 明治安田J2リーグ | 799 | 40.1% | 25.4% | 34.5% |
| 明治安田J3リーグ | 794 | 43.3% | 25.9% | 30.7% |
| 明治安田J1リーグ | 793 | 41.7% | 26.1% | 32.2% |
| 明治安田J2・J3百年構想リーグ | 398 | 37.9% | 25.9% | 36.2% |
表を眺めると、行によって数字が少しずつ違って見えます。それでも、どの大会もホーム勝ちがいちばん多く、アウェイ勝ちがそれに続き、引き分けが いちばん少ないという並び順そのものは共通しています。大会が違っても、サッカーという スポーツに共通する性質のほうが、大会ごとの個性より強く表れているという ことです。
リーグによってホーム有利の大きさは違うのか
ホーム勝ちの割合がいちばん高かったのは 明治安田J3リーグ (43.3%)、いちばん低かったのは 明治安田J2・J3百年構想リーグ (37.9%)でした。差は 5.4ポイントです。分母が数百試合の大会も混じっており、差の大きさは分母しだいで動くので、 順位づけには使いません。「このリーグはホームが強い」と言い切れるほどの 開きではありません。
引き分けがいちばん多いリーグはどこか
引き分けの割合がいちばん高かったのは 明治安田J1リーグ (26.1%) でした。大会間の引き分け割合の開きは 0.7ポイントです。全大会をまとめた掲載試合全体では引き分けが 26.2%(3,122試合中818試合) でしたので、 表のどの行もこの近くに集まっています。
試合数がいちばん多い大会と、少ない大会はどこか
この表の中で試合数がいちばん多いのは 明治安田J2リーグ (799試合)、いちばん少ないのは 明治安田J2・J3百年構想リーグ (398試合)です。同じ表の中でも分母の大きさはこれだけ違います。分母が小さい行の割合は、 試合が数試合入れ替わるだけで数ポイント動くことがあるので、分母が大きい行と 同じ確かさで読まないようにしてください。
アウェイ勝ちの割合にも触れておきます。いちばん高かったのは 明治安田J2・J3百年構想リーグ (36.2%)、いちばん低かったのは 明治安田J3リーグ (30.7%)で、開きは 5.5ポイントでした。ホーム勝ちの開き・引き分けの開き・アウェイ勝ちの開きの3つを並べても、 どれも似たような大きさに収まっています。1つの結果だけが大会によって極端に動いているわけではありません。
なぜ大会ごとに比べる必要があるのか
サッカーの勝敗の傾向を1つの数字だけで語ると、「Jリーグはこういう競技だ」と いう大づかみな理解にはなりますが、リーグごとの違いがあるのか、それとも大会をまたいで共通しているのかは分かりません。この記事のように大会ごとに分けて数えることで、その2つを 切り分けられます。結果として見えたのは「大会をまたいで共通している部分の ほうが大きい」という、やや地味な結論でした。
分母の小さい大会は、そのまま比べない
上の表にはカップ戦とリーグ戦が混ざっています。カップ戦は開催方式そのものがリーグ戦と 違い (中立地開催や一発勝負を含むことがあります)、同じ物差しで並べてよいかは慎重に 見る必要があります。またリーグ名が近くても、シーズンをまたいで数えているため、強いクラブの入れ替わりが率を動かしている可能性も残ります。表は「大会ごとにこの程度の幅がある」という目安として読み、1つの大会の 性質を言い切る根拠には使わないでください。
大会どうしを比べるときは、割合の差だけでなく、分母の大きさもあわせて見ることをおすすめします。同じ1ポイントの差でも、数千試合を数えた大会どうしの差と、 数百試合ぎりぎりの大会どうしの差では、意味の重さが違います。この記事の表は、 あくまで「掲載している大会をいまの時点で並べるとこう見える」というスナップ ショットであり、シーズンが進んで試合数が増えれば数字は動きます。
ホーム有利そのものの大きさと、その理由については ホームはどのくらい有利なのか、引き分けの頻度全体の話は 引き分けはどのくらい起きるのか にまとめています。
この記事のまとめ
- 分母300試合以上の大会を4件並べ、 ホーム勝ち・引き分け・アウェイ勝ちの割合を比べました。
- ホーム勝ちの割合は大会間で5.4ポイントの開きがありましたが、 「別のリーグ」と言い切れるほどの差ではありません。
- 引き分け・アウェイ勝ちの開きも、ホーム勝ちの開きと似た大きさにとどまり、特定の 結果だけが大会間で突出して動いてはいません。
- カップ戦とリーグ戦が混ざっているため、大会名だけで単純に比べないほうが安全です。 分母の大きさもあわせて見ることをおすすめします。
リーグ別の的中率や確率のずれについては J1・J2・J3 で予測のしやすさは違うのか にまとめています。