一攫千金は狙えるのか。確率と、金額が決まる仕組み
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一攫千金という言葉で期待されているのは、たぶん2つです。「どれくらい起きにくいのか」と「起きたらいくらなのか」。前者は本サービスが数字で答えられます。後者は答えられません。なぜ答えられない のかも含めて書きます。
どれくらいの中から1つを選んでいますか
toto は 13枠 × 3択 なので、作れる組合せは 1,594,323 通りです。1口 100円。ぜんぶ買えば確実にそろいますが、 金額は組合せの数だけかかります。
枠が減ると桁が変わります。mini toto は 5枠 × 3択 で 243 通り。枠が 13 から 5 に減っただけで、組合せは4桁以上小さくなります。掛け算なので、枠の数が効き方を決めます。
本気で狙うと、どれくらいの確率になりますか
でたらめに選ぶのではなく、全枠でいちばん確率の高い結果を選んだ場合で 計算します。掲載している 899 回の中央値は 0.0044%、いちばん高い回でも 0.256%、いちばん低い回で 0.00051% でした。
実際に数えてみても同じです。その 898 回すべてで最有力を選び続けたとして、全枠そろったのは 0 回 でした。1枠あたりの的中率が高くても、枠の数だけ掛け算されます。
では、そろったらいくらになりますか
分かりません。金額は買う前には決まっていないからです。売上から等級ごとの枠を作り、それを 的中した口数で分け合う仕組みなので、何人がそろえたかによって1口あたりが変わります。同じ確率の出来事でも、金額は回ごとに違います。
本サービスが払戻額を予測しないのもこのためです。予測に必要な材料 — その回の売上と、的中者の数 — が締切の時点で存在しません。存在しない ものから数字を作ることはしません。
起きにくいほど高額になりますか
単純にはそうなりません。金額を決めるのは起きにくさではなく、人数だからです。起きにくい結果でも、多くの人が同じ側に賭けていれば分ける相手は 多くなります。逆に、ありふれた結果でも人が避けていれば取り分は大きくなります。
その人数の手がかりは、締切前に見られます。公式が公開している得票の分布です。 本サービスは 1,874 枠 (210 回、2024/02/24(土) から 2026/09/12(土)) を集計しています。この期間で、得票が最多だった結果が実際に起きた割合は 45.6% (855 / 1,874) でした。
人が集まる側は、実際に起きやすい側でもあります。だから「人気を避ければ取り分が増える」という考え方は、そろう確率を下げる ことと引き換えになります。どちらが有利かは回ごとに違い、本サービスは そこに答えを出していません。払戻額の予測が要るからです。
全部の組合せを買えば確実ではありませんか
そろえること自体は確実になります。ただしそろえることと、使った金額より多く戻ることは別です。全部買うと、かかる金額は組合せの数に1口の金額を掛けたものになります。 いっぽう戻ってくるのは、その回の払戻の枠を的中者で分けた分だけです。
払戻に回る割合は約款で決まっていて、全体では売上の半分です。全部買うという行為は、その半分の設計から逃れられません。しかも自分が全部買えば、その回の売上も自分の買った分だけ増えます。増えた 売上の半分しか払戻に回らないので、増やした分だけ戻りが薄くなる方向に働きます。
繰越が積まれた回では払戻の枠が大きくなるので、この計算は変わります。ただし 実際に調べたところ、繰越が最大だった回でも本サービスの買い目の期待値は購入額を 下回っていました。他の人も同じ回を狙うので、分ける相手が増えるためです。
枠の少ない商品なら現実的ですか
そろう確率という意味では、桁が違います。枠が少なければ掛け算の回数も 少なくなるので、全枠そろうことは目に見えて起きやすくなります。ただし、その分だけ払戻も小さくなります。起きやすい出来事ほど、同じようにそろえる人が多いからです。
結局のところ、分け合う仕組みのもとでは「そろいやすさ」と「1口あたりの取り分」は逆を向きます。どちらを取るかは選ぶ側の好みで、どちらが有利とは言えません。本サービスは そろう確率だけを出していて、取り分の側は扱っていません。
この記事のまとめ
- 組合せの数は枠の数で決まります。枠が減ると桁が大きく変わります。
- 最有力を選び続けても、掲載している回で全枠そろったことはありません。
- 金額は買う前に決まりません。的中した口数で分け合うからです。
- 金額を決めるのは起きにくさではなく人数です。だから起きにくいほど高額とは 限りません。
収支の話は スポーツくじで楽に稼ぐことはできるのか に、期待値の考え方は ギャンブルの期待値とは にあります。