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番狂わせを起こすクラブ、勝ちきれないクラブ。J1 の 20 クラブを並べる
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J1 の 20 クラブについて、2 つの数字を同じ表に並べます。勝つと見られていなかった試合で勝った割合と、勝つと見られていた試合で勝ちきれなかった割合です。前者が高いクラブは番狂わせを起こしやすく、後者が高いクラブは取りこぼしやすい、 と読めます。
「勝つと見られていた」は、どう決めていますか
本サービスは試合ごとに、ホームの勝ち・引き分け・アウェイの勝ちの確率を出しています。 そのクラブの勝ちがいちばん高かった試合を「勝つと見られていた試合」、引き分けか 相手の勝ちがいちばん高かった試合を「勝つと見られていなかった試合」としました。 引き分けは「勝ちきれなかった」に入れています。
ひとつ断っておきます。数えた予測のほとんどは、あとからさかのぼって出したものです。試合の前に公開していた予測は、まだ 1 クラブあたり数試合しかありません。 さかのぼりの予測は、その試合より前のデータだけで作っていますが、試合の前に 公開していた予測と同じ重みでは読まないでください。違いは さかのぼり計算と、前向きの予測の違い にまとめています。
J1 の 20 クラブの番狂わせと取りこぼし
「番狂わせ」は勝つと見られていなかった試合で勝った割合、「取りこぼし」は勝つと 見られていた試合で勝てなかった割合です。かっこの中は試合数です。番狂わせが高い順に 並べ、試合が 30 未満のクラブは割合が偶然で大きく動くので、 印を付けて下にまとめました。
| クラブ | 番狂わせ | 取りこぼし |
|---|---|---|
| 横浜F・マリノス | 40% (45) | 66% (65) |
| 京都サンガF.C. | 35% (60) | 60% (48) |
| 柏レイソル | 34% (65) | 43% (54) |
| V・ファーレン長崎 | 33% (30) | 47% (81) |
| ガンバ大阪 | 32% (59) | 53% (49) |
| 名古屋グランパス | 32% (66) | 60% (47) |
| FC東京 | 31% (59) | 48% (50) |
| セレッソ大阪 | 29% (58) | 52% (54) |
| ファジアーノ岡山 | 27% (55) | 50% (52) |
| 浦和レッズ | 26% (34) | 58% (73) |
| アビスパ福岡 | 26% (73) | 62% (37) |
| 水戸ホーリーホック | 25% (75) | 48% (33) |
| 清水エスパルス | 23% (39) | 47% (68) |
| 東京ヴェルディ | 21% (76) | 49% (35) |
| ジェフユナイテッド千葉 | 16% (37) | 46% (70) |
| ヴィッセル神戸 | 50% (8)試合が少ない | 48% (100) |
| FC町田ゼルビア | 36% (25)試合が少ない | 49% (88) |
| 鹿島アントラーズ | 30% (10)試合が少ない | 42% (98) |
| 川崎フロンターレ | 18% (28)試合が少ない | 58% (83) |
| サンフレッチェ広島 | 17% (6)試合が少ない | 44% (110) |
番狂わせをいちばん起こしているクラブはどこですか
試合が 30 以上あるクラブの中では、横浜F・マリノスです。勝つと見られていなかった 45 試合のうち、18 試合で勝ちました (40%)。20 クラブ全体では 29% なので、それより高い値です。
勝つと見られていて、勝ちきれないクラブはどこですか
試合が 30 以上あるクラブの中では、横浜F・マリノスです。勝つと見られていた 65 試合のうち、66% で引き分けか負けでした。勝つと見られていた試合でも、半分近くは勝ちきれないのが ふつうです。そのなかでも高いほうです。
自分のクラブの数字は、どう読めばいいですか
2 つの数字を組み合わせて見ると、クラブの姿が少し見えてきます。
- 番狂わせも取りこぼしも多い。勝つ試合と負ける試合の読みが、どちらにも外れやすいクラブです。調子の波が大きいか、 本サービスの見積もりがそのクラブに合っていないかのどちらかです。
- 番狂わせが多く、取りこぼしが少ない。見られているより強いクラブです。本サービスの見積もりが低すぎた可能性があります。
- 番狂わせが少なく、取りこぼしが多い。見られているより勝ちきれないクラブです。見積もりが高すぎた可能性があります。
どの読み方も、試合が少ない行には当てはめないでください。理由は次の節で説明します。
この差は、クラブの性格ですか、それとも偶然ですか
多くは偶然です。試合が 30 しかないと、割合は偶然だけで 上下に 17 ポイント ほど動きます。たとえば全体が 30% のとき、あるクラブが 40% でも 20% でも、 それだけでは「番狂わせに強い」「弱い」とは言えません。
差を読んでよいのは、試合が多く、しかも全体からこの幅より大きく離れているクラブ だけです。表の上と下の数クラブを見比べるのは楽しいのですが、真ん中の並び順には ほとんど意味がありません。試合数と偶然の関係は 何試合あれば成績を信じていいのか で説明しています。
番狂わせを起こしやすいクラブは、次も起こしますか
そうとは限りません。監督や選手が入れ替われば、同じクラブでも中身は変わります。 それに、番狂わせが多いということは、本サービスがそのクラブを低く見積もりすぎて いた、という意味でもあります。見積もりの側が追いつけば、この割合は全体に近づきます。
この記事のまとめ
- 勝つと見られていなかった試合で勝つ割合は、20 クラブ全体で29%です。
- 数えた予測のほとんどは、あとからさかのぼって出したものです。
- 試合が 30 ほどだと、割合は偶然で 17 ポイントほど動きます。並び順の真ん中は読みすぎないでください。
- 各クラブの詳しい数字は、表のクラブ名から開けます。